ウナギ獲り
田舎でやりたいことの一つにウナギ獲りがあります。
昨今、ニホンウナギは準絶滅危惧種に指定されていますが、私の実家の近くは、四万十川の上流域で、まだまだ天然のニホンウナギが沢山生息しています。
これまでは、夏休みに帰ってきたときなどに、夜懐中電灯と、銛をを片手に川に潜ってウナギを捕まえていたのですが、今年は子供のころやっていたジゴク漁をやってみたいと思っています。
ジゴク漁とは
ジゴク漁とは、竹の筒にミミズなどのエサを入れて、一度筒の中にウナギが入ると出られなくなる仕掛けのことです。
夕方川に仕掛けて置き、翌朝仕掛けを上げに行きます。
上げるときのドキドキ感がたまりません。
子供のころは、毎日0匹ということもしょっちゅうだったのですが、数年前に数日だけ夏休みに帰省した時にやってみたところ、思いのほか取れたので個人の感覚だと、天然ウナギは少し増えているんじゃないかと思っています。
実家には、祖父が若いころからころから使っていたジゴクが20本くらいあったのですが、10年ほど前に夕方にジゴクを仕掛けたあと、予想外に川が増水してしまい、1本残らず流されてしまいました。
その時のショックたるや・・・。
よって、今年のジゴク漁のためには、仕掛けを作るところから始めないといけません。
子供のころに祖父に作り方を教えてもらっており、3年ほど前に写真のところまで作ったものがあるので、続きをやっていかなければと思っています。
あとは、コジタと言われる入り口の加工をすれば出来上がりです。
ジゴク漁に使う竹
ジゴク漁に使う竹は(竹にも結構種類がありまして)、真竹が適しています。理由は2つあって
- 太さが適していること。良くタケノコとして食べられる竹は、孟宗竹というのですがこれは太いんです。太さが、直径が約20センチほどはあります。一方で真竹は直径が10センチほどのため、持ち運びに便利というわけです。
- 節の間隔が長いこと。孟宗竹の節の間隔は約20センチほどで、長さ(約1mほど)で切る場合、間に節が3つほど入ってしまいます。間の節は棒でこじ開けるなどして、取り除かないといけないけません。一方で真竹の節の間隔は訳50センチほどなので、間1か所の節をくり貫くだけで中がすべて空洞となります。
木や、竹を切ってはいけない日
あと、竹を切る際に、竹を切るのに適さない日があると聞いたのですが、その辺りは詳しくわかりません。
適さない日に切ると、竹に虫が入るとか、、、。
昔からの言い伝えのようですので、本当にそうなってしまうのかは、定かではありません。
詳しい方がいらしたら教えていただきたい知識の一つです。
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